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代表選手の育て方

 普段、あまり代表チームに関わることのないユーザーには、代表がどのように運営されているのか不透明に感じることも多いと思います。とりわけ、自分のチームの選手が、代表に呼ばれるのかどうかは気になるところです。代表監督は、友人のチームの選手ばかりを贔屓しているのではないか? 不信感を持っている方もいらっしゃるかも知れません(少なくとも、これまでの日本代表に関する限りでは、そうした事実はありません)。

 どの選手を代表に呼ぶかは、代表監督によって異なります。しかしながら、代表監督としての私自身の経験や、日本代表についての連盟 Nippon NT Federation (60259) での議論から、ある程度の指針は示すことが出来るように思います。

 この記事は、代表選手を育ててみたいというユーザーのための一つのガイドラインです。

1) 将来の代表候補とは


 代表選手には、日本の最高峰の選手が選ばれます。つまり、17歳の時点で妥当なスキルを持ち、適切なトレーニングを受け続けた選手のみが、その全盛期(25-32歳くらい)にプレーします。17歳0日の時点で、TSI が1,000以下だった場合、代表選手になる可能性は低いです。もしあなたが FoxTrick を使用しているなら、HTMS Points で Potential が1950以上なら可能性があると思います。
 また、ポジションによってはスキルだけでなく特徴が重要なウェイトを占めます。特に「ヘディング」と「すばやい」選手は有利です。
 代表候補となる素質を持っている選手で、リーダーシップが良好な選手がいたら、大切にしてください。将来の代表キャプテン、さらには代表コーチかも知れません。


2) トレーニング


 トレーニングは重要です。多くのタレントが、トレーニングを受けずに失われていきます。日本はまだ Hattrick で小さな国ですので、代表クラスまで成長する選手は多くありません。どうか選手のポジションに応じた適切なトレーニングを選択してください。
 トレーニングに関しては、指導スキルが良好(出来れば優秀)なコーチ、10人のアシスタントコーチ(キーパーを育てるなら出来るだけ多くのキーパーコーチ)、高すぎないスタミナ・シェア(10-15%くらいが妥当です)を設定してください。選手が怪我をした場合は医師を雇って早めに治療を。トレーニング強度は100%を保ってください。これを引き下げるメリットはありません。


3) U-20 代表


 U-20 代表に選ばれるかどうかを気にしているユーザーは多いと思います。U-20 代表はもちろんスキルが重要ですが、選手の選択に関してもう一つ重要な要素があります。年齢です。21歳になった途端に、その選手は U-20 代表でプレーすることが出来なくなります。
 代表または U-20 代表では、事実上大会中に選手をチームから追い出すことは出来ません(これは A 代表でも同じです)。選手を外すことで士気が低下するからです。たとえ予選突破が不可能な場合でも、次の大会で良いグループに入るために、ランキングポイント(A 代表 (/World/NationalTeams/), U-20 代表 (/World/NationalTeams/Default.aspx?leagueOfficeTypeId=4&viewType=rank))を稼ぐ必要があるので、選手を追い出すことには非常に慎重になります。
 一度呼んだ選手は容易には外せないため、選手は、予選の全14試合すべてをプレーできる年齢であることが求められます。つまり U-20 代表では、予選最後の試合の日に20歳111日となる選手が理想的です。これより年齢が高すぎるとプレーできる試合が少なくなるため選ばれず、若すぎるとスキルが低いため選ばれないと言うことになります。年齢に関しては、こちらの表を参考にしてください (http://www.ht-world.org/global/u20age.php)
 U-20 代表に選ばれ公式戦でプレーすると、経験値の点でアドバンテージを得ます。しかしただの親善試合の場合、得られる経験値はクラブのカップ戦と同じですので、それほどの意味はありません。U-20 代表に選ばれなくとも、A 代表で活躍する選手は数多くいます。たとえ年齢の問題で選ばれなくても心配しないでください。ただ、そうした選手は、経験を積ませるためになるべくカップ戦でプレーさせてください。カップ戦で得られる経験はリーグ戦の2倍です。


4) A 代表デビュー


A 代表選手は、マルチ・スキルが必要なポジション(ウイングバック (WB)、テクニカル・ディフェンシブ・フォワード (TDF) など)を除き、最低でもメインスキルが非現実的はないと話になりません。多くのポジションで魔術的は必要です。あなたの選手が将来そのレベルに達するかは、こちらのツールでシミュレートしてみてください (http://ht-box.ru/training.php)。しかし他の選手のレベル次第でもありますから、より確実なのは代表監督やスカウトに尋ねてみることです。彼らはトレーニングについてアドバイスをくれるでしょう。
 親善試合では、将来の代表候補は、まだ代表レベルに達していなくとも呼ばれる可能性があります。選手のオーナーにトレーニングを続けさせるモチベーションを与えたり、選手の経験を上げたりする事が目的です。また、代表キャップを3以上持っている選手は、一定の条件さえ満たせば、チームがボット化する場合でも救うことが可能なので、そのための保証という意味もあります。


5) A 代表レギュラー


 A 代表で大会レギュラーとプレーするには、メインスキルが魔術的以上であり、それなりのサブスキルを持っている必要があります。さらにポジションによっては特徴が重要です。もちろんこれは一般的論であり、同年代に競争相手が少なければ非現実的でも選ばれる可能性はあります。
 A 代表には年齢制限がありませんが、U-20 代表と同じく、一度呼んだ選手は簡単には外せませんので、選手を呼ぶ際には慎重になります。まず、選手のコンディションを考慮します。どんなに良い選手でも、コンディションが貧弱ならば呼ばれないでしょう。さらに、現時点でのコンディションだけでなく、上昇傾向にあるのか下降傾向にあるのかも問題です。スタミナは良好、もしくは優秀であることが望ましいです
 チームにはセットプレーの担当となる選手が必要です。大抵は1人か2人呼びます。セットプレー担当にはプレイス キックが非現実的以上は欲しいところです。


6) コミュニケーション


 さらに、こうした選手の能力とは別に、代表コーチに協力的かどうかも、選ばれるかどうかに影響します。つまり、代表のデータベース (http://www.ht-world.org/nippon/) に定期的にデータをアップロードしているかどうか、監督からのメールに返事をしているかどうかなどです。分からない点があったら、代表監督やスカウトに直接聞いてみるのが早道です。




次に、各ポジションごとに必要なスキルなどを説明します。


ゴールキーパー編


 ゴールキーパーに必要なスキルは、ゴールキーパー、ディフェンス、プレイス キックの3つです。
 あなたの選手が U-20 代表に選ばれる可能性があるなら(おそらく U-20 代表監督かスカウトがコンタクトしてくるはずです)、まずゴールキーパー・スキルを伸ばしてください。プレイス キックは、相手のセットプレーの際に有効です。おそらく U-20 の大会前の1シーズンくらい、トレーニングする必要があるでしょう。どのタイミングでそれをするかは、U-20 代表監督と話し合ってください。
 あなたの選手に U-20 代表でプレーする可能性がない場合、大きく分けて2通りのシナリオがあります。1つはキーパー・スキルを伸ばしてからディフェンス・スキルを伸ばす方法で、もう1つは逆に最初はディフェンダーとして育てて、後にキーパーにコンバートする方法です。どちらでも問題はありません。3レベルのディフェンス・スキルは、1レベルのキーパー・スキルに相当します。プレイス キックは、年齢が高くてもレベルアップが早いので、若いうちにトレーニングする必要はないと思います。実際に A 代表入りが視野に入ってくる頃に、代表監督と相談してください。


ディフェンダー編


 特徴に関しては、「ヘディング」か「パワフル」が有利です。ただし不可欠とまでは言いません。「意外性」のあるディフェンダーは、ネガティブ・イベントで失点の原因となり得ます。この確率はディフェンス・スキルが上がれば低下するので、代表レベルでは問題にならないと言う考え方もありますが、ゼロにはならないので使用しないと言う監督もいます。一方で、十分なパス・スキルがあれば、カウンター時に有効な特徴でもあります。
 当然、ディフェンス・スキルがメインスキルとなります。ディフェンス・スキルの成長は遅いので、基本的にはディフェンス・トレーニングを続けていくこととなります。ただし、いくらか他のスキルを持っていることはボーナスになり得ます。セントラル・ディフェンダー (CD) にあると良いのはゲームメイク・スキルです。ウインガー・スキルがあれば、ウイングバック (WB)、もしくはサイド寄りのセントラル・ディフェンダー (CDTW) としてサイド攻撃を押し上げることが出来ます。パス・スキルは戦術実行能力に影響します。とりわけディフェンダーのパス・スキルはカウンター使用時に重要です。
 選手をセントラル・ディフェンダーとしてよりもウイングバックとして育てたいならば、ディフェンスだけではなくウインガー・スキルを鍛える必要があります。ディフェンス・スキルとウインガー・スキルのどちらがより重要かは一概に言えません。一つ言えるのは、トレーニングを無駄にしない、と言うことです。つまり、ウイング・トレーニングの時にはウイングバックのポジションではなくウインガーの位置で起用し、ディフェンスを鍛えるときは守備重視のポジショニングではなくディフェンス・トレーニングを使用すると言うことです。
 攻撃的セントラル・ディフェンダー (OCD) は、以前ほど有効ではなくなりました。このタイプを育てるのは難しいです。ゲームメイクの高いディフェンダーは有利ですが、ディフェンスかゲームメイクのどちらか一方は非現実的以上のレベルにないと、代表では使い勝手が悪いように思います。


ミッドフィルダー編


 インナー・ミッドフィルダーに重要なのは、何よりもゲームメイク・スキルです。「ヘディング」「パワフル」「意外性」などの特徴はアドバンテージとなります。「素早い」ミッドフィルダーは、中央寄りウインガー (WTM) もしくは守備的フォワード (DF) として起用した場合に、スペシャル・イベントで得点を生み出す可能性があります。しかし Hattrick は、とにかくポゼッション重視のゲームで、ポゼッションを決めるスキルはゲームメイクなので、このポジションは特徴よりもゲームメイク・スキルがものをいいます。
 代表ミッドフィルダーを何人か抱えている場合、ゲームメイクが魔術的クラスになると、賃金の負担が苦しくなるケースもあると思います。しかしそれでも完璧レベルまで引き上げることが望まれます。賃金の負担に耐えられない場合は、代表監督と相談してください。代表選手は、代表戦で1分でもプレーすると、若干の賃金の軽減を受けます。
 ミッドフィルダーに有利な他のスキルは、パス、ディフェンス、ウインガーなどです。特に、パスが高いミッドフィルダーは、攻撃的インナー・ミッドフィルダー (OIM) としてプレーさせることで中央のオフェンスを引き上げることが出来ます。
 賃金負担を考えるならば、ゲームメイクが超人的に達したところで他のトレーニングに切り替え、ある程度サブスキルを伸ばしてからゲームメイクのトレーニングに戻るのも一つの手です。ただし、この場合、代表に呼ばれるのはやや遅くなります。


ウインガー編


 ウインガーには非常に特徴が重要です。特に有利なのは、「ヘディング」と「すばやい」特徴を持っている選手です。
 最優先するスキルはもちろんウインガーです。唯一無二あれば理想的ですが、高レベルのスキルはすぐに低下してしまいますので、むしろ非現実から魔術的くらいで他のスキルを伸ばす方が有効かと思われます。
 ウインガー・スキルの成長は早いので、ある程度の年齢で他のトレーニングに変更することになります。ディフェンス・トレーニングに切り替えればウイングバックになりますが、あくまでウインガーとして代表入りを目指すなら、ウインガーの次に重要なのはゲームメイクです。また、ある程度のパスも必要です。
 トレーニングの変更に際しては、代表監督と話し合うことをお奨めします。


フォワード編


 このポジションも非常に特徴が重要です。特に有利なのは、「ヘディング」と「すばやい」特徴を持っている選手です。何もないよりは「意外性」や「テクニシャン」でもあった方が良いです。
 トレーニングは、ストライカー・スキルを最優先してください。次に重要なのはパス・スキルとなります。また、ウインガースキルを伸ばせば、サイド寄りフォワード (FTW) として起用した場合に大きな効果があります。ストライカー・スキルは、最終的には魔術的以上のレベルが必要ですが、唯一無二に引き上げるのはトレーニングの時間や賃金負担の問題からあまり現実的ではありません。賃金負担を考えるならば、ストライカー・スキルが偉大から超人的くらいに達したところで、いったんパス・トレーニングに切り替え、ある程度のところでストライカー・トレーニングに戻るという方法もあります。


テクニカル・ディフェンシブ・フォワード編


 通常 TDF と略します。「テクニシャン」の特徴を持つ選手を、フォワードのポジションに守備的に配置すると、多少のボーナスがあります。このことから、このうした選手を TDF といって特別視しています。トッティ、デル・ピエロやアグエロみたいな選手でしょうか。
 このタイプに要求されるスキルは、ゲームメイク、ストライカー、パスの3つです。高いパス・スキルを要求される点に特徴があります。このタイプの選手は、攻撃力を落とさずにミッドフィルダーを押し上げる点にアドバンテージがあるので、ゲームメイクも重要です。
 日本代表には、現在本当の意味での TDF は存在しませんが、25歳以下には何人か候補がおり、彼らが代表レベルに達するのが待たれています。



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2011-11-04 15:38:56, 3116 views

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